【6月14日】個人的京アニ関連ニュースまとめ

遅報なニュース。

 

『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』公式HPで石原監督✕小川副監督 対談が公開されました。

anime-eupho.com

お二人の対談となると『小林さんちのメイドラゴンS』10話のコメンタリー以来ですかね。

小川 久美子の部長としての「序章」っていうのは大きなものの一つだと思います。TVシリーズ1期は吹奏楽部の活動そのものを描いて、2期では人間関係にフォーカスしてきました。では“久美子3年生編”の面白いところは何だろうかと考えたときに、一番大きなところは部長になった久美子が将来どうなっていくのか、というところだと思ったんです。(後略)

確かに、2期や『誓いのフィナーレ』では久美子は物語の中心でありながら久美子自身の物語ではなかった、という印象がありました。久美子がカンフル剤のような役割で、カンフル剤自らも人間関係の中の一人として渦巻いているような。3期や『アンサンブルコンテスト』では久美子が動くことによって北宇治高校吹奏楽部がどうなるのか、今まで頭の中に閉じ込めがちだった言葉をどのように吐き出すのか、という部分が楽しみです。

そして物語の展開と合わせて演出がどう変わるのか。シリーズ演出の山田さんが去ったあと、小川さんがどういう働きをするのか。注目要素が多いです。

小川 (前略)鶴岡さんは久美子役の黒沢(ともよ)さんに「ようやく黄前久美子の物語が表現できるな」といったニュアンスのお話をされていました。また、「今までのものを享受しよう」ともお話しされていて、なるほどと思いました。「つないで」いこうではなくて、「享受」することによってまた新たなものに進化していくということなのかと。(後略)

音響監督の鶴岡さんエピソードは言葉の強度が高くて、それでいて的確なんですよねえ。単に「成長」とか「進化」みたいな言葉じゃなくて、今までの表現があって、その上で最上級生になった久美子たちを作るという「享受」という言葉は、ファンとしてすごく納得できる言葉だな、と。真新しい変化や進化を見せてくれるクリエイターの姿はかっこよくもありますが、ここまで続いたシリーズで重要なのはそうではない、ということをすごく理解されている気がしました。

スタッフコメンタリーでも鶴岡さんのエピソードは印象的な言葉と合わせて記憶に残っていることが多いです。『響け!ユーフォニアム』11話のコメンタリーではこんなトークが。

石原 BGMのメニューは僕が作ると「勇ましい曲」とかでアイデア出しをするのだけど、今回鶴岡さんに作ってもらったメニューは素晴らしい、詩的なメニューだった。

斎藤 普通なら「日常1」とか「テンポ早く」とかだけれど、鶴岡さんのは「青春の流転」とか、そういったメニューだった。劇伴作家との化学反応を楽しんでいる気がする。

響け!ユーフォニアム』のサントラを買ったとき、楽曲名の硬派なネーミングにびっくりした記憶がありますが、これ鶴岡さんのワードなんですよね。言葉のチョイスと強度が素晴らしい。心の芯で納得させてくれる鶴岡ワードです。

たまこまーけっと」10th AnniversaryのHPに堀口さんの新規イラストが。

tamakomarket.com

びっくりしましたね~。京アニが退社した人にお仕事依頼っていうところがなによりびっくりでした。
個人的な一番の注目ポイントは史織のカーディガンですね。左手首まわりのダボッとした感じとか、傾いた右側にカーディガンが垂れてる緩さとか。さすが、カーディガンの魅力のすべてを熟知されている堀口さんです。

特別上映も行こうかなと考えていたんですけど、思ったよりハコが小さくて席が埋まっちゃってて、う~んって思ってたら終わっちゃいました。
自分の大切な作品を見るときってなんか周りの小さい音とかに敏感になっちゃうので。家で見たほうが良いよな、というちょっともったいない結論を迎えてしまいました。

今年も京アニ音楽フェスをやるようです。

kyoani-event.com

まぁそうだろうなあとは思ったんですが。個人的にはトークショーや大規模な原画展とかあった以前のイベントが良かったなあと思ってしまいます。

ただスタッフコメンタリーも復活しましたし、可能性はゼロではないと思うんですよねぇ。いつかまた、直接感謝の言葉を伝えられる日が訪れるといいな、と思います。